サツマイモ

かえる雑学 13 ~サツマイモ~

いつもお買い上げありがとうございます。

サツマイモ薩摩芋)はヒルガオ科サツマイモ属の植物の肥大した根の部分で、甘藷(かんしょ)とも呼ばれます。原産地は中米ですが、今では世界中の生産の約9割がアジアで作られています。

サツマイモは、日本には原産地の中米からではなく、中国を経由して伝わってきました。最初は1604年琉球に伝わったとされています。その後100年近く経ってから種子島に伝わり1700年代初めに薩摩藩が栽培を始めるようになりました。琉球や鹿児島など九州各地では中国から伝わってきた芋と言う事で唐芋(からいも)」と呼ばれるようになりました。
そして1732年の「享保の大飢饉」が西日本を襲います。そんな中サツマイモが一気に注目を集める事となり、江戸幕府の目にとまり徳川吉宗によって起用され、青木昆陽らによって江戸にも広まったとされています。その結果、関東では薩摩藩から伝わった芋なので「薩摩芋」と呼ばれるようになったようです。

「かえる弁当」でもとても美味しいので是非食べて下さい。今後とも宜しくお願い致します。

今日のひとこと
この季節になるとふとした時に食べたくなるサツマイモですが語源となった薩摩からではなく、中国からその薩摩を経て本土へと渡り幕府によって広まったようですね。
渡り巡り日本にやってきて、日本の飢饉を救った食物だということに感謝しながら温かいサツマイモを食べて冬を過ごすのもいいかもしれません。