かえる雑学 10 ~コンニャク~

いつもお買い上げありがとうございます。

コンニャク(蒟蒻)は、サトイモ科コンニャク属の植物、あるいはその球茎から製造される食品です。コンニャクはコンニャクの芋蒸してすり潰し石灰水(アルカリ水)を混ぜて煮込むと固まりコンニャクになります。

現在は凝固剤として石灰を使用しますが、昔はわらを燃やした炭を水に溶かし、ろ過したものを凝固剤として使用していました。コンニャクの芋は非常にエグみが強く、とてもそのままでは食べることは出来ません。そこで食用とするためには茹でるなどの下処理を行います。

日本への伝来時期には諸説あり、飛鳥時代医薬として仏教と共に伝来した、あるいは縄文時代サトイモと共に伝来したとも言われ、その後、推古天皇の時代に本格的に中国から輸入されたと言われています。その目的は「砂払い(整腸)」の薬効であったが、鎌倉時代までに食品として確立し、精進料理に用いられるようになりました。

「かえる弁当」でもとても美味しいので是非食べてください。今後ともよろしくお願い致します。

今日のひとこと
和食には欠かせないコンニャクは早い時代から日本に伝わり様々な工夫や過程を経て現在のコンニャクになったようですね。その性質からか精進料理の代表的な食材とも言えるのではないでしょうか?
これからは先人たちの技術により食用として使用されることになったことを感謝しながら食べたいと思います。