かえる雑学20 ~ソメイヨシノ~

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ソメイヨシノ(染井吉野)は日本で一番人気のある桜の品種です。ソメイヨシノの原産地は確定されていません。江戸時代の中期に、江戸の染井村(現・東京都豊島区駒込)の植木職人らが売り出した「吉野桜」が始まりだと言われています。
桜の名所である奈良県の吉野山から命名されたと考えられますが、のちの調査で吉野山の桜の多くはもともと日本に自生していた「ヤマザクラ」で吉野桜とは違うことがわかりました。そのため、染井村で売り出された吉野桜ということで、ソメイヨシノと名付けられたのです。1900年のことでした。

ソメイヨシノは多くの人から愛され、その後もたくさんの学者が起源を調べました。時代ごとに所説が生まれましたが、近年DNA分析が行われ、おそらく本州の南東部に位置する伊豆七島、伊豆半島及び房総半島を原産とする野生種のオオシマザクラヤマザクラが少し交ざったものと、同じく野生種で関東地方に多く、春の彼岸(3月中旬)の頃に咲くエドヒガンから生まれたのではないかとされています。

今日のひとこと
多くの人が桜といえば真っ先に思い浮かび、最も認知されている品種といえばやはりソメイヨシノなのではないでしょうか?海外にも知られあちらで咲いている桜もその殆どがソメイヨシノだそうです。またソメイヨシノは秋の紅葉としても美しく人気を持っているようです。
ソメイヨシノばかりが注目を集めていることには憂慮する声もあるのですが日本を代表し美しく咲き誇っているサクラを見ると些細な問題にも思えてきますね。