かえる雑学１６　～マダラ（真鱈）～

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マダラ（真鱈）はタラ科マダラ属の大型魚で、大きいものだと１ｍを超えます。サケと並び北国の魚として広く一般の食卓にも登場する重要な食材です。一般にタラと言えば本種の事を指しています。

凄く沢山食べて腹いっぱいの様子を「鱈腹（たらふく）」といいますが、それはマダラのこの腹の様子が「たらふく」という言葉にぴったりで、この漢字が使われるようになった由来となっています。マダラはおおよそ北緯３５度以北の太平洋北部、日本海、黄海、オホーツク海にいたる広い海域に分布し、日本海では山口県から北、太平洋側では茨城県以北に分布します。産卵期は１２月頃から始まり１～２月をピークに３月頃までとみられています。

旬は鍋の季節の冬。身は柔らかく脂肪の少ない白身で、ソテーやムニエル、フライなどの他、汁物や鍋料理にもよく使用されています。また、白子（しらこ）と呼ばれる精巣もこってりとした味で珍重され、流通する際はメスよりオスの方に高い値がつきます。

「かえる弁当」でもとても美味しいので是非食べて下さい。今後とも宜しくお願い致します。