きんぴら

かえる雑学 12 ~金平~

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金平(きんぴら)は、日本食の惣菜の一つ。繊切りにした野菜砂糖・醤油を用い甘辛く炒めたものです。特に繊切りまたは笹がきにしたゴボウを主に調理したものは金平ゴボウと呼ばれます。
材料としてはゴボウ、レンコン、ニンジンなどの根菜類が一般的です。味付けは味醂、醤油を基本とし、好みで鷹の爪を加えたりゴマや鰹節をトッピングに用います。

金平」という名前は、江戸時代に流行した人形浄瑠璃金平浄瑠璃」という物語に由来するとされています。金平浄瑠璃とは江戸で盛んに行われた人形演劇で、その主人公坂田金平(さかたのきんぴら)は怪力で勇敢な人物であり、江戸の人々の間で大変人気があったようです。なお、この坂田金平は金太郎としても知られる坂田金時(さかたのきんとき)息子でした。そんな坂田金平の武勇伝から強く丈夫なものを「きんぴら」と呼ぶようになりました。そして、ゴボウのしっかりとした歯応えや唐辛子の強い辛さが、坂田金平の強さに通じることから、この料理は「きんぴらごぼう」と呼ばれるようになりました。

「かえる弁当」でもとても美味しいので是非食べて下さい。今後とも宜しくお願い致します。

今日のひとこと
日本食として多くの人に食べてこられた金平(きんぴら)ですが、その多くは根菜類であるように思いますが様々な野菜の皮などでも調理されることも多いそうです。加える調味料には各家庭や地域で違いがありそうで我が家では黒ゴマと鷹の爪を使用しています。
語源となったのが人物名でしかも坂田金時(金太郎)の息子であることは初めて知りました。案外そういったものが身近にあるのかもしれません。