かえる雑学19 ~カワヅザクラ~

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カワヅザクラ(河津桜)バラ科サクラ属の落葉高木で静岡県の河津市に多く自生する桜の1品種です。1955年に静岡県賀茂郡河津町田中の飯田勝美河津川沿いの雑草の中で1mほどの原木を偶然発見し、庭先に植えたことが由来です。1966年から開花し、当初、発見者の飯田家の屋号から「小峰桜」と地元で言われてきたのですが、その後の学術調査で今までに無かった雑種起源の栽培品種であると判明し、1974年「カワヅザクラ(河津桜)」と命名され、1975年に河津町の木に指定されました。現在も原木はこの地に存在します。

カワヅザクラの特徴は、花は中輪一重咲き花がつぼみのときは濃い赤色で開花時に薄いピンク色になります。ソメイヨシノと違い、時間をかけて咲き進み長く花を楽しめるのが大きな特徴で、河津町で行われる桜まつりも1ヶ月の期間、開催されます開花時期は、ソメイヨシノなど一般的な桜よりも早い1月から3月上旬にかけて咲く早咲きの桜であることで有名です。

今日のひとこと
日本の春を彩る桜には様々な種類がありますがその中でもカワヅザクラは近年に発見された珍しい種類かつ今現在でも原木が残っている桜です。
一般的に桜として認知されやすいソメイヨシノとは異なる特徴から別の楽しみ方をすることができ、花見や春を過ごすのに一役を担う存在なのではないでしょうか?その長い期間を眺めることができるのが他の桜とは違い人々の目に留まる理由であるようですね。