かえる雑学17 ~油揚げ~

いつもお買い上げありがとうございます。

古くから愛され続けてきた油揚げ名脇役でありつつ、時には主役をしのぐ存在感を持つ食べ物でもあります。
豆腐を油で揚げて作る油揚げは、長崎で南蛮料理としてポルトガル人により伝えられた天ぷらの種のひとつとして考えられたと言われています。今でこそ、油揚げは独立した食材ですが、誕生した頃は、天ぷらの種類のひとつだったわけです

油揚げは江戸時代初期の文献に登場します。当時、油は高級品で主に行灯のための燃料として使われており、 庶民の口に入ることはめったにありませんでした。油揚げを食することができたのは身分の高い一部の人々に限られていたのです。
油揚げの原料の豆腐五穀のひとつであることから、徳川家康、秀忠、家光豆腐を贅沢品とみなし、 農民に対して豆腐の製造、ならびに食することを禁止しました。例外として、正月や盆などの特別の日に限り、豆腐や油揚げを食べることが許されていたようです。

「かえる弁当」でもとても美味しいので是非食べて下さい。今後とも宜しくお願い致します。

今日のひとこと
昨今においては様々な料理の定番食材の油揚げですが江戸時代には高級品として扱われ我々のような庶民が口にすることはなかったそうです。
現在ではお味噌汁やお鍋、野菜料理などに使われ食べることが多いと思います。
皆さんは油揚げと言われると最初にどんな料理を思い浮かべますか?